メンバーは三木柚里ちゃん、北田彩羽ちゃん、田中瑛梧くん、坂口蓮くん、大西流星くん、東良啓寿くん。兵庫県・三田市にあるストリートダンススクールウィンディに通う7歳〜10歳の6人男女混合チームです。
<初めて>
南港ダンスフェスに挑戦し続けて4年、今回の大会でようやく決勝進出という関門を突破し、挑んだ決勝大会で手にした栄冠は…グランプリ!という大きなご褒美でした。
初めての決勝進出、そして初めてのグランプリに「めちゃめちゃ嬉しいっ!」とメンバー達の笑顔が弾けます。
<会場も巻き込んで>
シャムロックのステージが始まると、そこにいる誰もがくぎ付けに。
一人一人が忠実に練習を重ねたダンスや息の合ったステップ、観ている人達に元気をくれる笑顔でステージいっぱいにシャムロックの世界が広がりました。
振付を担当したAka先生が本番前にメンバー達に掛けた言葉は「楽しんで」。
その言葉通りメンバー自身が最高にダンスを楽しみ、その楽しさは会場をも巻き込んだ素晴らしいパフォーマンスでした。34チーム中1番最後の出演にも、「いい緊張感で臨めた」とメンバー。「今までで1番いいダンスを魅せてくれた。会場を味方に付けたダンスだった」とAka先生の頬も緩みます。
<満場一致>
男女混合チームらしく、男の子のパワフルで女の子のキュートさを兼ね備えたシャムロック。会場が一体となる圧倒的なダンスパフォーマンスは審査員の先生方の満場一致でグランプリに輝きました。審査員の一人であるEMA先生は「すべてのバランスがとてもよかった」と評価し、観る人すべてを魅了するダンスでした。
<こだわりの衣装>
今回は特に衣装にもこだわりトリコロールカラーを基調にドットやストライプ柄をふんだんに取り入れたもの。直径約5oのドットや約5o幅のストライプの布地をすべてお母さん達がひとつひとつ手作業で貼り付けたそうで、その数はそれぞれ1着あたり1000を超えたそう。お母さん達の愛情あふれる手の込んだ個性的な衣装はダンスをより引き立てていました。
<裸のダンス?>
今回のダンスの練習でテーマにしていたのは「裸のダンス」。意味はメンバー一人一人の個性や素の部分を出せるようにとのことで、皆と息を合わせることも大事にしながらそれぞれが考えながらいいところを出し合えるよう練習を重ねました。「みんなで練習するのはとても楽しい」とメンバー達。しかし、その練習内容はとても厳しく、うまくいかなくてAKA先生に怒られることもあるそうで、怒ったAKA先生は…「とても怖い!」と小声でメンバー達が教えてくれました(笑)。
<嬉しくて仕方ないっ!>
グランプリ受賞チームに送られる表彰状や副賞。そして約80pほどの大きなトロフィーを受け取ったのが柚里ちゃん。柚里ちゃんのお姉ちゃんは第7回南港ダンスフェスで優勝した「シャカラカバービー」のメンバーです。メディアにも多く取り上げられ実績あるシャカラカバービーに追い付きたいと願っていた柚里ちゃん。「これでやっとお姉ちゃんと肩を並べられた」と嬉しそうに話し、手にした大きなトロフィーの重みをいつまでも感じていたいと、ずっと抱きかかえている姿が印象的でした。
<祝勝会は例のもの♪>
受け取った副賞はATCオズの5万円分の商品券。何に使いますか?と尋ねると、「焼肉〜!!」と一同即答です。以前、同じスクールに通うダンスチームシャカラカバービーがグランプリを受賞した時も皆で焼肉を食べに行ったそうで、「今回も祝勝会は焼肉です!」「メンバー達がおいしそうに焼肉を食べる姿を見るのが嬉しい」とお母さん達。このスクールでは慣例となっているようですね。
<まだまだこれから>
シャムロックのメンバーの将来の夢はプロのダンサーになること。そのために日々、一生懸命ダンスの練習をしています。今回は栄誉あるグランプリを獲得しましたが、「まだまだこれから」とAka先生は話します。見事グランプリを取ったメンバー達を褒めるのはもちろん、浮かれすぎないように気を引き締める先生の言葉にこれからのシャムロックの活躍が益々楽しみでなりません。
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